斜に構える頑固

日々思うことを綴る

求む、優れたニュースサイト

 二十数年テレビのニュース番組から遠ざかっていた。昨年から、一般的な時間に朝食を取れるようになったので、朝のニュース番組を視聴するようになった。その時に感じたことは、番組が幼稚であること。もとより子供向けなら仕方ない。内容が、スポーツ新聞のスポーツの部分をカットしたような、写真週刊誌のような、そんな印象を受けたこと。事実報道よりも、意見や感想が主体になっていること。街の人や専門家の「意見」はいらない。解説であればお願いしたい。NHKですら同様の印象だ。昔からこのようだったのかしら。そうか、ニュースでなくワイドショーなのですね。失礼しました。

 テレビ番組は偏差値40の人を対象として作られる、と聞いたことがある。バラエティーならそれもよかろう。複数チャンネルあるわけだし、どこかの局で偏差値60以上のニュースとか作らないかな。レベルの高いものに接していると、自分がそうでなくても、自然と引き上げられていくものだ。子供ニュースが好評だったのだから、大人ニュースもまたありなのでは。

 対して、ラジオのニュース番組は素晴らしいと思う。音声のみでもしっかり伝わるように、常に工夫している印象だ。テレビがひどいからこう思うのかもしれないが。

 ネットニュースは今最悪である。閲覧記録によるカスタマイズ、雑多な情報提供元、こたつ記事、タイトル詐欺、有料記事への誘導など。以前に比べ劣化しているのでは。トピックが箇条書きになるのは致し方ないが、厚みのある記事をお願いしたい。当然ながら執筆者の明記は必須です。速報性はひとまずおいて、偏向報道や世論誘導がなければ一周回って新聞が一番優秀なのだろう。せめて新聞の代替になってほしい。ニュースサイトにイノベーションを。