斜に構える頑固

日々思うことを綴る

動画サイトは生が好き

 YouTubeの登録チャンネル数が100件を超えた。この数が多いのか少ないのか周囲に聞いてみたい。そして、そのうちの2割程度が頻繁に更新されるチャンネルだ。私はなかなか登録しないが、一度登録したらまめに視聴するタイプです。このため過度に時間を浪費していてもったいない。なんと不向きな性格か。

 動画共有サイトにおいて、Live配信・生放送が娯楽性を高めている。各種実況配信が主を担う。リアルタイムであることが重要であり、確かに面白い。その最大要因はコメント機能にあり、同時接続者で同じ趣旨・方向性をもったその場限りのコミュニティーが形成される。そこに配信者が絡みだすと、謎の結束感が生まれてくる。私はその中で、雑談配信と呼ばれるものを好んでいる。視聴者に対するレスポンスの高いラジオといった感覚だ。配信者の人となりや技量にもよるが、一定のテーマ・嗜好で視聴者が集まっているので、それなりにまとまったものになる。そして、驚くべきはこの同接者たちである。投げかけられた質問には即座に回答し、与えられた課題に対しては解決案がつらつらと流れてくる。数百人もいれば、その「集合知」たるや想像のはるか上をゆく。意外な有識者が存在して逆に可笑しくなったり、コメントという話し合いの中で発揮される相乗効果が素晴らしかったりと。このやり取りが醍醐味の一つである。また、何かの問題や衝突が発生した後に、誰もが納得し称賛できる解決が得られた場面で、その感動から「やさしい世界」というコメント群が沸き起こることがある。この瞬間が一番好きである。

 ある実験をしてみたい。You Tube Liveに465人、ニコニコ生放送に248人集めて、政治課題をいくつか放り込んでみるのだ。配信者がまとめ役になる。その展開は如何に。