斜に構える頑固

日々思うことを綴る

スーパーでふと思う

 レジ袋有料化に反対だった。しかも、その先があるのかと思っていたら何もなかった。肉や魚はトレイではなくフリーザーバッグのようなものにするとか、不要な個包装をやめるとか、同一商品の過度のラインナップを減らすとか。

 カット野菜や食材をある程度まとめて冷凍。弁当もおかずを冷凍して提供し、ご飯や味噌汁は別売。フードロスも減るし、今の冷凍食品の需要を考えると、安価提供できればスーパーやコンビニにこのような商品が増えるかも。

 経済上、物価の上昇は仕方のないことである。値上げは悪のような風潮もあり、誤魔化していたことに問題がある。物価上昇が価格に反映されないように、内容量を調整する。構成割合を調整する。調達先を変更する。販管費を削る。企業努力といえば聞こえはいいが、某戦争や為替のせいにして価格転嫁を怠ってきたという落ち度はあまり論じられない。経済力のない私には、急激な物価上昇は厳しいものがある。

 やたら高圧的な客を目撃してふと思った。

 「お客様は神様です」という文句が嫌いだった。というよりも、客側の態度が好きではない。接客側の心構えを表したものとして優秀で、一昔前に比べて種を問わず接客は素晴らしくなっていると感じる。対して、される側の態度は昔から変わらない。もちろん一部の人達のことであり、その割合に変化がないということである。これは業種などの差も大きい。コンビニ、ファミレス、携帯ショップなどは悪客率が高そうで、店員さんの待遇を向上させるべきだと常々思っている。客側も神様として自分の態度を見直し、悪い神様にならないようにしてほしい。

 社会は分業である。小売が横並びで販売を拒否したら、食事もままならず生きていくことはできない。キャッシュレス社会が成熟し、販売拒否のブラックリストが作成されて決済不能者が出現し、金はあるけどものを買えない人々が生まれるかもしれない。それもまた興味深い。