斜に構える頑固

日々思うことを綴る

庭の雑草が腰の高さまである

 うちにいる猫は、エアコンの効いた部屋を嫌う。少しすると出て行って、廊下や階段、板の間などでのびている。エアコンの効いた部屋では押し入れに潜り込みたがる。猫についていくと涼しい場所へ連れて行ってもらえます。彼らは毛皮を着ていて夏は大変だ。

 私もエアコンに長時間さらされると体調がおかしくなる。それでも、寝付きが悪いのと短時間で目が覚めてしまうこともあり、就寝時のエアコンは必須である。設定は28℃と高めにしている。何か対策があればよいのだが。

 住まいは木造2階建です。2階は激暑だが、1階なら窓全開の扇風機稼働でエアコン無しでも過ごせます。網戸がないので夜は締め切ってエアコンを使う。猫の額ほどの庭があり、2階に届く高さの木が4本あったのだが、10年ほど前にすべて切ってしまった。その翌年はものすごく暑く、その違いに驚愕した。以降、庭の緑の量と1階の過ごしやすさが比例している。今年は草取りができてなくひどい状態だが、かわりに去年より過ごしやすい。

 メディアでは、夏の暑さを異常気象だの地球温暖化だの騒いでいるが、最大の原因はヒートアイランド現象であることは言うまでもなかろう。なぜか近年あまり触れなくなりましたね。夜に市街地と郊外をバイクで行き来すると、その間で空気の壁を感じることができます。緑の多い開けた場所に出ると明らかに気温が下がる。これは放射冷却が強いからです。また、住宅地をまわると地面の出ている家が昔より減っていることに気づく。庭を潰して駐車場にしている家が多いし、もとから庭のない家も増えている。日中、地面が熱を吸収する力もかなりのものです。私の住む田舎でこうなのだから、都市部はどれほど暑かろう。折角だし、地面の露出割合に応じて固定資産税を割り引いてくれないだろうか。うちの草茫々の庭も大活躍というわけだ。