斜に構える頑固

日々思うことを綴る

引き落とし口座をまとめています

 新規に口座を作りに行ったらマイナンバーカードの提示を求められた。申込み用紙にはマイナンバー記入欄があり、個人口座はマインバーが必須だそうだ。私はマインバー肯定派だが、さすがにこれは尚早すぎるだろう。国にはこのあたりも適正に指導してほしい。もしかして指導の結果なのか。

 いろいろ騒がれているマイナンバーだが、システムや方向性にはさほど問題はない。ここにきてコンピューターの使用を否定する人はいないだろう。データベース化に文句を言う人はコンピューターを勉強してください。それはコンピューターの使用否定と同義と言っていい。結局のところ、取りまとめる人間が能力不足なだけである。全体を見渡す目というものがないのだろうか。些末なことに振り回され過ぎだ。まず発言がよろしくない。目的を述べ、そこへの段階的な目標を掲げ、その具体的な手段を示す。これが基本である。問題が生じたときも粛々と修正すればよく、目標を取り下げたり、目的を変えてしまったりすることは、更地に戻しているに等しい。とりわけ広報が下手くそなのだから、その専門官を立てればよいのに。バブル時代末期の家電メーカーのトップと重なって見えるところなど、日本の未来に不安しかない。

 作成した口座で、国民年金の振替を依頼した。私も無知で、2年分の前払いがあることを初めて知った。同時にその割引率の差にものすごい違和感を持った。自由社会において、手形の期日前とか先物売買契約などの割引は当たり前に行われるが、年金は全員強制である。後払いに対して前払いに割引をつけるのは否定しない、年払いと月払いを比較して振替手数料が小さくなるから割引くのもわかる。ただ、この割引率の差は納得できない。低所得者にとってこの前払いは難しいからだ。任意ではないくせに自由社会の真似事はやめてほしい。