斜に構える頑固

日々思うことを綴る

食品の値上げはこたえるね

 いろいろな物の値段が上がっている昨今、私が働いているところの商品も値上げされた。当然ながら私の収入は1円たりとも増えることはない。帳簿が開示されているわけではないので憶測でしかないのだが、各社の値上げの中身はどうなっているのだろう。仕入れの補填か、経費の補填か、その両方か。値上げをするならそこに利益が乗ってないと好転することはない。さらにその利益を末端まで浸透させなければいけない。厳しければ、わずか1円給与を上げるだけでよい。0というのはよろしくない。私のところは、仕入・運送料、それにコロナ禍で落ちた販売数の補填だと思われる。よくなる未来は見えない。

 食品等、生活必需品の値上げは本当にきつい。報道される数値は取捨選択があり、実態とは差異がある。スーパーやショッピングセンターの台帳から仕入れ単価や売価を洗えば、実態など簡単に把握できるのに。そして、値上げするなら一工夫欲しいところである。商品にもよるだろうが、中身よりも容器・包装の方が原価に占める割合は高いと思っている。中身を減らすのは愚の骨頂で、それならむしろ中身を増やして値上げすればよい。デザインを一新して値上げするのも方向性がおかしい。容量のラインナップが多数あるのであれば、需要の少ないものを削ればよい。過剰な個包装を見直すのもいいだろう。無くすのではなく価格差を設けて2種展開すればよい。

 教育の無償化という言葉を耳にすることがあるが、これも0という印象が強すぎてよくない。教育関係者がボランティアで無償労働しているのならそれでも構わない。実際は税金であり、払っているのは国民である。手間がかかっても良いので一律1000円とかにして、明細書を発行しなさい。合計いくらで国や県のどういうお金が使われ、請求1000円なのか。役人は資本主義社会の外にいるので、この重要性が理解できないかもしれないが。